片岡 幸彦(かたおか・さちひこ)

I、主要な履歴

II、著書・翻訳・編著・論文等

A. 著書

1)単著
  1. 『アフリカ・顔と心』(青山社、1986年4月)
  2. 『現代社会の危機と文化』(青山社、89年1月)
  3. 地球化時代の国際文化論』(御茶の水書房、1994年9月)
  4. 現代文明と地球の行方』(文理閣、2008年11月)
  5. 地球村の終焉 ー絶望と希望のはざまでー』(文理閣、2021年5月15日)
2)編・共著
  1. 『近代フランスの歩み』(青山社、1977年4月)
  2. 『文学のシチュアシオン』(青山社、1980年6月)
  3. 『文献総覧・現代のアフリカ』(新評論、1984年4月)
  4. 『アフリカはなぜ飢えるのか』(AAライブラリー、1985年6月)
  5. 『アパルトヘイト』(新日本出版社、1987年11月)
  6. 『アマンドラ - 南アフリカからのメッセージ - 』(ジョナス・グワングワ氏との対談、かもがわブックレット31、1990年8月)
  7. 『アパルトヘイトの彼方に人間が輝く』(大月書店、1990年12月)
  8. 『人類・開発・NGO』(新評論、1997年10月)
  9. 『地球村の行方』(新評論、1999年5月)
  10. 『地球村の思想』(新評論、2001年12月)
  11. 『下からのグローバリゼーション―「もうひとつの地球村」は可能だ』(新評論、2006年2月)
  12. 『グローバル世紀への挑戦』(文理閣、2010年4月)
  13. 『わたしたちは二十二世紀を望めるのか、-明日のないその日のために-』(「電子書籍」紀伊国屋書店、2013年5月)
  14. ブックレット「わたしたちは二十二世紀を望めるのか、-未来に希望のメッセージを届けるために-」(GN21編・制作、2014年2月)
3)共著
  1. 『アフリカの世界』(大月書店、1984年4月)
  2. 『方舟、21世紀に向けて』(門土社、1987年6月)
  3. 『新学問のススメ、第一巻・人間を考える』(法律文化社、1987年12月)
  4. 『激動の文学』(信濃毎日新聞社、1995年3月)
4)翻訳書
  1. Y・ベノー著『自立するアフリカ』(新評論、1981年7月)
  2. M・セガレーヌ『妻と夫の社会史』(監訳、新評論、1983年1月)
  3. O・センベーヌ著『消えた郵便為替』(青山社、1983年9月)
  4. ジャン・ポール・アロン編著『路地裏の女性史』(監訳、新評論、1984年7月)
  5. M・セガレーヌ著『儀礼としての愛と結婚』(共訳、新評論、1985年,10月)
  6. A・ガブション著『アフリカ・東西の戦場』(共訳、新評論、1986年2月)
  7. R・ファイヨール著『フランス・文学と批評』(共訳、三修社、1986年7月)
  8. O.センベーヌ著『帝国の最後の男』(共訳、新評論、1988年1月)
  9. T・ヴェルヘルスト著『文化・開発・NGO』(監訳、新評論、1994年1月)
  10. F・ダルマイヤー著『オリエンタリズムを超えて』(監訳、新評論、2001年)
  11. M・バナール著『ブラック・アテナ』(監訳、新評論、2007年4月)
5)教科書
  1. 『構文中心・フランス語入門』(共著、三修社、1973年4月)
  2. 『フランス語との対話・文法編』(共著、三修社、1981年4月)
  3. 『フランス語との対話・読本編』(共著、三修社、1981年4月)
  4. 『簡明基礎フランス語文法』(共著、三修社、1982年3月)
  5. 『シャルルとクリスチーヌ』(共著、三修社、1882年3月)
  6. 『近代フランス』(共編、1982年、三修社、1982年3月)
  7. 『フランス文法の初歩』(共著、三修社、1985年3月)
  8. 『ソフィとポール』(共著、三修社、1986年3月)
  9. 『国際関係論と地域研究』(編共著、立命館大学国際関係学部、1989年3月)

B. 論文・論説・書評

1)論文
  1. 「Valeryにおける認識の実体」(『リュテス』2号、大阪市立大学フランス文学会、1959年10月)
  2. 「“若きパルク"序論」(『リュテス』3号、同上、1961年3月)
  3. 「Paul Valeryにおける自然とストイシスム」(『フランス文学研究』13号、日本フランス文学会、1962年5月)
  4. 「“若きパルク"の研究」(『リュテス』4号、1964年3月)
  5. 「言語と文学経験」(『大阪電気通信大学研究論集』人文社会学篇、1号、1965年4月)
  6. 「“La Jeune Paruque 成立の背景」(同上、5号、1969年4月)
  7. 「"La Jeune Paruque" の時代の"Cahiers"の研究(1)」(『外国文学研究』22号、立命館大学人文科学研究所、1971年3月)
  8. 「“La Jeune Parque" の時代の"Cahiers" の研究(2)」(『外国文学研究』24号、同上、1972年6月)
  9. 「現代フランス文芸批評の方法と問題」(『文学のシチュアシオン』青山社刊、所収、1980年)
  10. 「現代のアフリカ」(片岡訳『自立するアフリカ』新評論刊、巻頭所収、1981年7月)
  11. 「現代アフリカ文学とセンベーヌ・ウスマン」(片岡訳『消えた郵便為替』青山社、巻末所収、1983年)
  12. 「現代アフリカ文学と思想」(『文献総覧・現代のアフリカ』新評論刊、所収、1984年4月)
  13. 「文献書誌に見るアフリカ研究」(『書誌索引展望』9巻1号、日本索引家協会、1985年2月)
  14. 「現代アフリカの文学」(『日本の科学者』20巻4号、水曜社、1985年4月)
  15. 「アフリカの社会と女の一生」(『黒人研究』55号、黒人研究の会、1985年9月)
  16. 「南アフリカ共和国の教育」(『大学進学研究』60号、大学進学研究会、1989年3月)
  17. 「新の国際化と人権」(『部落問題研究』99号、部落問題研究所、1989年5月)
  18. 「新の国際化と人権のための序論」(『立命館国際研究』1巻4号、立命館国際関係学会、1989年3月)
  19. 「急転する最近一年間の南アフリカ情勢」(『立命館国際研究』2巻4号、1990年3月)
  20. 「第三世界文学の現代的優位性」(『グリオ』創刊号、平凡社、1991年4月)
  21. 「中東近現代史の問題点を読む」(季刊『創造的市民』27号、京都市社会教育振興財団、1991年4月)
  22. 「湾岸戦争と新世界秩序」(季刊『教育運動』90号、京都教育センター、1991年7月)
  23. 「地域社会の発展と文化の国際比較」(編著、『Vita Futura』創刊号、京都勤労者学園、1993年11月)
  24. 「今日の日本の国際化と人権」(『佐川ルネッサンス大学』1994年6月、高知県佐川町教育委員会)
  25. - 36、「エクリチュール ゼロからの復権 - フランス語アフリカ文学を読む - 」(月刊『ふらんす』1996年4月号 - 1997年3月号まで12回連載、白水社)
  26. 「終末論をいかに迎え撃つか」(『人類・開発・NGO』巻末所収、新評論、1997年10月)
  27. 「地球村の思想を求めて、 - 文明人が地球人になる日のために - 」(『地球村の思想』、新評論、冒頭論文、2001年12月)
  28. 「グローバリゼーションの進展とアイデンティティ・クライシス」(『産業・社会・文化』2号、“特集・グローバル時代の日本の課題"所収、羽衣国際大学産業社会学会、2003年7月)
  29. 「グローバリゼーションの行方と私の行方」(『産業・社会・文化』4号、同上所収)
  30. 「国際社会に衝撃を与えた新しいパラダイム提起」(監訳『ブラック・アテナ』新評論、2007年5月、巻頭所収)
  31. 「人類が文明の欲望から解放される日、-内からのグローバリぜーションを求めて-」(『グローバル世紀への挑戦』文理閣、2010年4月に「終章」として所収)
  32. 「文化が社会を変え、政治を変え、世界を変える」(『わたしたちは二十二世紀を望めるのか』、紀伊国屋書店、2013年5月に「終章」として所収)
2)論説・評論
  1. 「大学における外国語教育とは何か」(『立命評論』46号、1972年11月)
  2. 「世界で最も素晴らしいセネガル人の生き方・考え方(フランス語)」(セネガルのフランス語日刊紙“Le Soleil"1973年11月14日付に掲載されたインタビュー記事)
  3. 「外国語教育へのあらたな期待」(『外国文学研究』30号、1974年7月立命館大学人文科学研究所)
  4. 「アフリカの情熱、経済的文化的独立を目ざして」(『いんなあとりっぷ』43号、1974年9月)
  5. 「作家研究 ウスマン・センベーヌ」(『エキブ・ド・シネマ』65号、1984年3月、岩波ホール)
  6. 「日本のアフリカ研究」(『朝日新聞』1985年2月13日)
  7. 「世界の中のアフリカ」(『新評論』32号、1986年1月)
  8. 「アフリカ文化とわれわれ」(『学燈』、84巻8号、丸善、1987年8月)
  9. 「真の国際化と南ア問題」(『サンケイ新聞』1988年3月7日)
  10. 「南アフリカ問題と日本」(『京都新聞』1988年5月22日)
  11. 「映画 "遠い夜明け"を観て」(『民主文学』6月号、1988年6月)
  12. 「真の国際化と人権」(『部落問題研究』99号、1989年5月)
  13. - 16、「アフリカ仏語圏文学」①-④(『信濃毎日新聞』1989年8月8日・11日・12日・14日)
  14. 「激動の時代をいかに生きるか」(『部落』1月号、1990年1月、部落問題研究所)
  15. 「心とらえる民族の誇りと高い芸術性」(『京都民報』1990年7月1日)
  16. 「南アの叫び“人民に力を"」(『読売新聞』1990年7月3日)
  17. 「“アマンドラ"京都公演に期待するもの」(『京都新聞』1990年8月29日)
  18. 「人間性総動員し、生きる力」(『朝日新聞』1990年11月9日)
  19. 「イラクのフセインと南ア人民、-あまりに対照的な二つの闘い-」(『月刊・部落問題』11月号、1990年11月)
  20. 「ポスト湾岸戦争の世界」(『京都新聞』1991年3月20日)
  21. 「新たな活路“第三世界"」(『週刊読書人』1991年6月20日)
  22. 「日本文化の再生は可能か」(『信濃毎日新聞』1991年7月31日)
  23. 「第三世界への目 -日本文化の再生のために-」(『産経新聞』1991年10月31日)
  24. 「不毛の豊かさと実り多き貧困」(『京都新聞』1991年11月28日)
  25. 「地球時代の新しい価値観を」(『毎日新聞』1992年1月30日)
  26. 「“生産と消費"が普遍の価値か」(『朝日新聞』1992年4月10日)
  27. 「第三地域の貧と日本の清貧に差」(『朝日新聞』1993年6月12日)
  28. 「中東の相克 -米国製新秩序に反撃を-」(『京都新聞』1993年9月23日)
  29. 「真の独立でパレスチナ和平を -民族自決求めるE・サイードの発言-」(『読売新聞』1994年2月10日)
  30. 「コンビニ文化の大国」(『産経新聞』1994年6月15日)
  31. 「現代黒人アフリカ文学の可能性 -進出目覚しい女性作家-」(『週刊読書人』1994年11月25日)
  32. 「異文化が日本文化をよみがえらせる」(『毎日新聞』1995年4月28日)
  33. 「今日の日本とセネガルの将来(フランス語)」(フランス語日刊紙“Le Soleil"1995年10月5日)
  34. 「夢売る仏政治としぶとい知性」(『毎日新聞』1996年11月23日)
  35. 「日本のフランス語教育事情(フランス語)」(“L'Annee Francophone International" 1997、AFI 97年度年報)
  36. 「現代アラブを代表する詩人アドニスの詩の世界」(月刊『詩人会議』2012年6月号所収)

(以上ミニコミ紙誌等に掲載した「展望」、「寸評」に類するものは割愛した。)

3)書評
  1. 佐々木建著『日本型国際化と人権』(『部落』91年7月号、部落問題研究所)
  2. 土屋哲『現代アフリカ文学案内』(『潮』94年6月号、潮出版社)
  3. C・モーザ著『ジェンダー・開発・NGO』(『信濃毎日新聞』97年4月6日)
  4. 「興奮 江戸漂民の異文化ドラマ」(生田美智子著『大黒屋光太夫の接吻』他関連する数著について取り上げ論評する。『信濃毎日新聞』97年5月11日)
  5. H・アル・クーニー著『ティブル』(『信濃毎日新聞』97年6月15日)
  6. J・ドリュモー著『恐怖心の歴史』(『信濃毎日新聞』97年7月13日)
  7. 池澤夏樹著『楽しい終末』(『信濃毎日新聞』97年7月27日)
  8. 高林則明著『魔術的リアリズムの淵源』(『信濃毎日新聞』97年8月10日)
  9. 佐々木力著『学問論』(『信濃毎日新聞』97年12月28日)
  10. 賈平凹著『土門』(『信濃毎日新聞』98年3月22日)
  11. A・シャリーアティー著『イスラーム 再構築の思想』(『信濃毎日新聞』98年4月12日)
  12. L・セプルペタ著『ラブストーリーを読む老人』(『信濃毎日新聞』98年5月3日)
  13. フィリップ・ソレルス著『ルーヴルの騎手』(『信濃毎日新聞』98年7月5日)
  14. マークス寿子著『ひ弱な男とふわふわした女の国日本』((『信濃毎日新聞』98年7月26日)
  15. J・ノジポ・マライレ著『ゼンゼレへの手紙』(『信濃毎日新聞』98年10月18日)
  16. 井上和博著『日本を継ぐ異邦人』(『信濃毎日新聞』98年11月22日)
  17. S・ハンチントン著『文明の衝突』(『信濃毎日新聞』98年12月27日)
  18. D・ワーナー他著『いのち・開発・NGO』(『信濃毎日新聞』1月24日)

(以上資料が手許に残っているものに限った。)

C. 講演等

  1. 「現代フランス文学 -ヌーボー・ロマンへの道」(1969年7月26日、立命館大学土曜講座)
  2. 「パレスチナ問題解決の方向を探る」(1982年11月6日、立命館大学土曜講座)
  3. 「文学が語るアフリカ」(1983年8月19日、“アジア・アフリカ・ラテンアメリカを学ぶ教師のつどい"、於・学士会館)
  4. 「現代の飢餓問題を問う -日本の飢餓救援キャンペーンの特徴と背景-」(1985年5月11日、立命館土曜講座)
  5. 「第三世界とこれからの国際関係」(1986年6月1日、“講演と映画の夕べ"、於・堺市栂文化会館)
  6. 「真の国際化と基本的人権」(1988年5月14日、立命館大学土曜講座)
  7. 「遠い夜明け -いま南アフリカで-」(1988年6月27日、京都憲法会議)
  8. 「日本の国際化とアパルトヘイト」(1988年6月30日、府立箕面高等学校)
  9. 「真に国際化と日本」(1988年11月25日、箕面市教育委員会)
  10. 「真の国際化と人権 -アパルトヘイトと日本-」(記念講演、1988年10月29日、部落問題研究者全国集会、龍谷大学大宮学舎)
  11. 「映画“ワールド・アパート"をめぐって」(1988年11月29日、於・京都府立勤労会館)
  12. 「今、世界の人権はどうなっているか」(1988年12月3日、世界人権宣言40周年記念和歌山県実行委員会)
  13. 「真の国際化と人権」(1989年1月18日、大阪府立山本高等学校教員研修会)
  14. 「アフリカから考える」(1989年1月28日、国立三重大学教育学部)
  15. 「アパルトヘイトと私たち」(1989年2月4日、“アパルトヘイトの廃止を"<堺のつどい>、於・堺東総合福祉会館)
  16. 「アパルトヘイトと日本」(1990年3月6日、滋賀県立短期大学教職員研修会)
  17. 「中東・湾岸戦争を考える」(1991年1月19日、京都市社会教育総合センター)
  18. 「世界平和を願って」(1991年1月25日、京都市社会教育総合センター)
  19. 「湾岸戦争報道番組のコメンテーターとしての発言」(1991年2月16・17・22・24日、近畿放送テレビ“タイムリー・テン"等に出演)
  20. 「日本の国際化と日本の将来」(1991年4月8日、花園大学入学式後の記念講演)
  21. 「湾岸戦争と新しい世界のパラダイム」(招待講演、1991年5月27日、京都府立高等学校社会科研究会春季大会)
  22. 「国際化時代の開発と文化」(1992年5月9日、立命館大学土曜講座)
  23. 「グローバルな国際化時代と日本文化再考」(連続講演、1995年5月30日・6月6日・13日・20日・27日、川西市生涯学習短期大学)
  24. 「対談・日本の伝統と現代(フランス語)」(1995年7月、セネガル放送『パノラマ』出演)
  25. 「日本におけるアフリカ文学の存在(フランス語) 」(1996年10月・パリ、ユネスコ創立50周年記念シンポジウム)
  26. 「ベトナム戦争と日本(英語)」(2005年4月19日、ベトナム解放30周年記念シンポジウム・ハノイ人文社会科学大学)
  27. 「グローバル化時代におけるベトナムの希望と現実」(2007年6月29日、明治学院大学平和研究所)
  28. 「ブラック・アテナと日本の小さな希望」(2007年7発1日、早稲田大学中東地域研究センター)
  29. 「開発の多様性と国際協力(英語)」(2008年5月9日・ラバト、国際シンポジウム「開発と国際協力」、モハメド五世大学)

(*)他にも京都・大阪・神戸各地域のロータリークラブや近畿・四国の教育研究機関・地方自治体等からの講演依頼やセミナーへの出席要請が少なくなかったが、正確な記録が手許になく割愛した。また国際シンポジウムの企画・開催や研究セミナー・研究会等、及び羽衣学園時代に行った市民講座等についても、記憶も定かでないためすべて割愛させていただいた。